キャラメルよ、おまえもか…

演劇部の顧問をしていた頃、といえば今から何年前かな。
あちこちの小劇団からたくさんの招待状をいただきました。
片っ端から見に行ったのだ。
男だけの劇団、スタジオライフとか、扉座(善人会議)、ガジラ、SWAT。

ほんとにたくさん…。

その中で一番高校生をターゲットに絞ってたのが、キャラメルボックスです。
随分みたよ。
「サンタクロースが歌ってくれた」「また逢おうと竜馬は言った」「ナツヤスミ語辞典」。
主宰者、成井豊の姿も何度かロビーで見てる。

彼が埼玉の高校で先生をしていたこともあって、演劇部にはとりわけやさしかった。
劇団からは上川隆也が出て、さらに名前を有名にもした。
文化祭のクラス演劇では、何度もキャラメルの上演許可をとった

しかしとうとう活動停止。
赤字で負債がかなりのもんらしい。

学校に劇団の知り合いもいて、何度か新宿コマの地下の劇場に招待してもらった。
たしかあの時は宮澤賢治の芝居だったかも…。
劇団を運営するのは大変なことだ。
あの頃あった小劇団はみんななくなってしまいました。

「ゴジラ」を書いた大橋泰彦の率いる劇団離風霊船もその後どうなったのか。
現在テレビで活躍している高橋克実も、あの頃はモスラの役をやってた。
懐かしいね。
一つの時代が終わっていく。

なんとも複雑な気分だな。

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