これといってご報告することはございません。
至極マイペースでものごとが進んでおります。
なんとなくいい感じかな。
問題はといえば、やはり落語のお稽古のことです。
目下、鋭意やっております噺が本当に身についたのかどうか、よくわからんね。
俗に腹に入ると申しますが、そんな感じはないな。
特に後半はかなりアヤシイです。
どうしましょ。
もっと簡単なのにしておけばよかった。
といっても、どれも厄介なのばかりだしね。
仕方がないのかも。
ここは踏ん張る以外に道はありますまい。
通勤の間はずっと世阿弥のことばかり考えております。
面白い本がたくさんあるからね。
増田正造のはどれもいいな。
これだけ省略の美を追究した芸術も珍しいんじゃないでしょうか。
先日のETVで、米朝さんも言ってたけど、落語は諸芸の吹き寄せなんです。
だから歌舞伎、文楽、能に狂言、なんでも見なくちゃいかんのだ。
いずれ発酵していく時があるとのことでした。
はなはだ心許ないですけど。
まあ、その日を信じて進む以外に道はございません。
それにしても寝苦しいね。
妙にむしむしして。
外は雨です。
明日はどうなるのかなあ。
今日は「清経」を見ちゃいました。
重盛の三男で、入水して果てた人です。
繊細だったんでしょうね。
男の出てくる修羅ものはほとんど平家物語に題材をとってます。
滅びることへの共感は、日本人のメンタリティなのかも…。