お稽古

 朝からしとしと雨が降り、なんとも梅雨らしい天気の一日でした。
 やっぱり鬱陶しいね。
 こういう時は家の中に引きこもっているのが一番よろしい。

 そうなると、お稽古ということになるのかな。
 今度の寄席にかける噺をなんとかしなくちゃいけません。
 大雑把にはなんとかなってはおりますが、細かいところがアヤシイのだ。
 一つ一つ潰していかないと、リアリティがなくなるのでね。

 いろいろと仕草があります。
 そこが難しい。
 それらしく見えればいいんですけど、なかなかそうは問屋が卸さないのです。
 困ったなあ。
 おんなじところを何回も…。
 どうしてもダメだ。

 いまさらやめちゃうというわけにもいかず、ひたすら前へ進むのみ。
 昼過ぎに娘がやってきて、友達の赤ちゃんを見にいくとか。
 奥様まで一緒についていっちゃいました。
 となると、ちょっとお昼寝もいいね。

 本を読みながら、いつの間にかスヤスヤと眠っておりました。
 堤未果の最新作を読んでいたら、なんとも怖ろしい話ばかりで、うんざりしてきました。
 日本の医療は逃げ切れるんですかねえ。
 今や、ガン保険でもなんでもみんなアメリカ製だ。

 そのうち、医療システムも全部のっとられるんじゃないのかね。
 そんな気もいたします。
 まあ、それはそれとして、とにかく噺を頭と身体にたたきこまなくちゃ。
 しかして、道は遠いのだ。

 明日からまた学校だしね。
 試験の範囲もやらなくちゃいかん。
 どうなるのかなあ。
 未来はつねに未定なのでありますよ。
 ああ、また月曜日がやってくる…。

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