ついに始まった…

 またまた新学期です。
 生徒がやってきます。
 校門の前の桜がはらはらと散っていきます。
 いつものような風景です。
 でも随分と人は変わりました。
 これが学校の4月かな。

 ぼくはこれといって気負うこともなく、いつものように出かけました。
 なんの用事もないからね。
 毎年のごとく、閻魔帳に新しい名票を貼り付けます。
 これが最初のお仕事かな。
 国語表現はクラス分けができていませんでした。

 全員の名簿があるだけ。

 もう一人の先生と同時開講なのです。
 勝手に人選しろということか。
 国語科の代表に相談したら、それでも成績を見ながら分けてくれました。
 またまたあみだくじ。
 やだなあ。
 とりあえず、これで決まりです。

 今年は教える生徒の数が随分と少ないです。
 全部で何人だろう。
 70人まではいかないようです。
 そのうち、16人は国語表現なので、試験はありません。
 ということは採点の対象者は50人ちょっとというところかな。

 これは楽だ。
 ありがたい。
 ご隠居様は大変に厚遇していただいております。
 ほんとに、幸せ者だよ。

 さて暇だったので、久しぶりに隣の部屋でお稽古を。
 よせばいいのに、「らくだ」をやってしまいました。
 ちょっと怖かったかも。
 3杯目のお酒あたりから、急速に酔ってしまったのです。
 いけませんね。

 明日は入学式です。
 やたらと寒いそうな。
 かわいそうな新入生なのでありますよ。
 でもきっと嬉しいよね。
 それにしても今日は気持ちが悪いくらい、あったかでした。

 どうしたんでしょ。

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