探検

 今日は用事もないので、来週からの授業の準備をしました。
 いつものように、課題ノートみたいなのを作ります。
 これがあると、スムーズに進行しますのでね。
 その前に、どの単元をやるのか決めなくちゃいけません。
 久しぶりに、現代文は小説をやることにいたしました。

 なかなか適当なのがありません。
 2年生といえば、だいたい夏目漱石の『こころ』と相場が決まってるんですけどね。
 それもかなわず、仕方がないので、村上春樹あたりかな。
 大分、調子が違いますね。
 まあ、これも一興だ。

 漢文は思想ですかね。
 論語かな。
 古文はさて何をやりましょう。
 そんなこんなで、教科書としばしにらめっこ。
 だいたいの路線は決まりました。

 あとはプリントをつくればよろしいのだ。
 せっせと印刷して、まず第一関門は突破いたしました。
 その後は、昨日の本を読み終わるというミッションです。
 これが読み始めたら、またやめられなくなって、とうとう読んじゃいました。
 なんで探検なんかするのか。
 昨日はよくわからなかったのですが、今日はなんとなく理解できるような気もします。

 それにしても最後はほとんど危機一髪でした。
 村がたまたまあったから、助かったけど、あれであと数日雪の中を歩いていたら、死んでましたね。
 最後はアルファ米だけを囓っての行軍です。
 脂質が完全に抜け落ちて、骸骨みたいにあばら骨がみえたと書いてありました。

 要するに、人間は単純な有機体なのだ。
 食べてるものだけで、動いているわけですよ。
 あたりまえだけど。
 そのことが実によくわかりました。
 明日は家でじっとしてるかな。
 それとも奥様と上野へ行くか。
 ここは思案のしどころだね。

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