帰国子女

 今日はどこか遠くへ行こうかなと思っておりました。
 ところがなんと、近くの駅で人身事故です。
 全く電車が動かなくなりました。
 お正月そうそう、世をはかなんでしまう人もいるんだな。
 特に今日は仕事を始める日でしょ。
 それなのにというか、それだからというか。

 人のこころはなかなか他人には見えないものなのです。
 ましてや、自分にもよくわからない。
 そういうものなんでしょ。
 仕方がないので、ちょっと離れた図書館まで、歩き始めました。
 こういう時は、この前もらったスマホが効果をあげますね。

 ジョルダンライブというソフトは、瞬時に電車の発着状況をしらせてくれる。
 でも、だからなんなんだという気もしますけど。
 お昼まで図書館で本を読みました。
 何冊か借りて家に戻った頃には、もう1時をすぎていたかな。

 奥様はおでかけです。
 新年会だとか。
 お忙しいことだわい。
 ぼくは借りてきた本をさらに読み進みました。

 立川志の春の新書です。
 暮れに出たばかりみたいです。
 なんとも。
 三井物産をやめて、噺家になる世の中なんですかね。
 へんなの。
 弟も劇団四季に入ったとか。

 タイトルとはかなりかけ離れた内容ではありましたけど、それなりに面白かった。
 人間、どこでどう変化していくのか、わからないだけに、生きている価値があるのかもしれません。
 自己主張が強かった自分をどうコントロールしたかという点が、一番興味深かったです。
 アメリカで育つと、ああなるんだな。
 帰国子女をたくさん見てきたので、よくわかります。
 
 さぞや苦労したことと思いますよ。
 多分、志の輔師匠の方が余分にね…。

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