1万歩

 今日は本当にいいお天気の一日でした。
 午前中からとことこと歩きました。
 いつものコースを少し外れて、ちょっと遠くまで。
 見慣れていない風景の中に入るだけで、嬉しくなります。
 人間はいつも迷いたいという本能を持っているんじゃないでしょうか。

 そこまで大袈裟に考えることはないか。
 このあたりで迷ってもたかが知れてますけどね。
 アマゾンのジャングルなら、これはもう本物のラビリンスだ。
 近頃の生徒にアマゾンなんて口走ると、ああ、あの通販ねで終わりなんですけど。
 世の中、かわったよ。

 とにかく遠くまで歩いたのはいいのですが、帰りには汗びっしょり。
 慌てて家に戻り、シャツを着替えました。
 昨日とはまるっきり温度が違います。
 こういうもんなのね。

 お昼ご飯を食べてから少しぼんやり。
 つい勘九郎一家の番組を見ちゃいました。
 ニューヨークでの「乳房榎」の公演や、歌舞伎座での出し物など、実に興味深かったです。
 長男はわずか3歳で舞台に立ちます。
 これも中村の家に生まれた宿命かも…。

 芸の世界は血の伝承の要素が強いですからね。
 特に歌舞伎は古い。
 幼い頃から若旦那と呼ばれ、楽屋で遊んでいれば、三味線の音にも踊りにもなじむというものです。
 いいか悪いかじゃない。
 理屈の通らない世界です。

 ちょっとお昼寝をしてから、今度は1人でお買い物。
 いろいろと物色をしましたが、買ってきたのは洗濯用の洗剤のみ。
 重いの、なんの。
 たくさん買い込みましたのでね。
 生活ですよ、生活…。
 これが全ての基本なのだ。

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