いよいよ冬本番です。
東北の方からはたくさん雪の情報が飛び込んできます。
その中でも一番すごいのが青森の酸ヶ湯。
実は今から10年ほど前、この温泉へ1人で、それも車を運転してこの時期に行ったことがありました。
ちょっとしたことで、青森に知人がおりましたので、そこを訪ねたのです。
するとせっかくだから車を使って行ってこいというのです。
なにも知らないぼくは気軽にそれじゃあというわけで、市内から出発しました。
途中スキー場や高原を抜けたあたりから、もう真っ白です。
どこにも行き交う車なんてありません。
前の車がないのですから、どこに道があるのかもわかりません。
ただ真っ白な道を、ずっと走り続けました。
怖かった。
やっと温泉が見えた時は嬉しかったなあ。
ここは混浴風呂としても有名ですけど、それどころじゃない。
中に入ったら、ものすごい湯気で、何にも見えません。
千人風呂とはよくいったものです。
お風呂の入り口に神棚がまつってありました。
強い硫黄の匂いが鼻を刺激します。
なんともいえない体験でしたね。
出てからおそばを食べ、さあ、帰ろうと思って外へ出たまではいいのです。
ところがここいらに停めたはずだというところが真っ白けで、車が見えません。
あっという間に雪に埋もれてしまいました。
さて、記憶をたよりになんとか掘り当てまして、やっとのことで帰ってきました。
とにかくあんなにものすごい雪の中を走ったという記憶は後にも先にもこれ一度です。
弘前から猛吹雪の中を帰ったこともありますが、あの時は一人じゃなかった。
とにかく北国の雪は半端じゃありません。
山形県の大蔵村、肘折温泉も今日のニュースに出てました。
あそこもすごい。
ぼくが行ったのは夏でしたけど、今頃はどうなってるのかなあ。
とにかく冬は寒いのです。
これ、ほんと。