百物語

 寝違えたのか、朝から首が痛いです。
 このところ、いろんな枕を試してはいるのですが、どうもしっくりこないなあ。
 どうなってるんでしょ。
 よくわからん。
 最悪の場合、専門店に行かなくちゃダメかもね。

 さて昨日の今日で、完全に休養のための一日となりました。
 朝から無線LANがまたまた不調で、なんとも厄介です。
 突然おかしくなるから、頭にくるね。
 いろいろとやりました。
 そうしたらつながるのだ。
 だからますます頭にくる。

 奥様がお出かけなので、とにかく家の中を片付けます。
 それから米沢富美子さんという人の自伝を読みました。
 この人はとんでもなくものすごい物理学者で、知ってる人は知ってるのだ。
 あたりまえか。
 こんなに勉強する人がいるんだなあというのが率直な感想です。
 旦那様が60歳でなくなった時、彼女はあんまり悲しくて、いつもこの歌を口にしたとか。

 深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染めに咲け

 この歌は源氏物語の中でも使われています。藤壺がなくなった時の源氏の悲しみを表してます。
 まさにこういう心境だったんでしょうね。

 夕方からは白石加代子の百物語についての番組を見ました。
 泉鏡花の「天守物語」でいよいよ最後という話です。
 稽古場の風景も興味あるものでした。
 白石加代子といえば、なんたって早稲田小劇場でのあの迫力はものすごかったからなあ。
 「劇的なるものをめぐって」という芝居は今や伝説です。
 劇団SCOTに移ってからも、「トロイアの女」とか、鈴木忠志のメソッドを身体に染みこませて活躍しました。

 彼女が演技をすると、つい一緒になって表情を動かしてしまうのです。
 それだけの迫力があります。
 芝居ってなんなんでしょうね。
 自己実現かな。過剰なまでの自己顕示でしょうかね。
 明日はいよいよ採点です。
 どうなるのかなあ。

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