子別れ

 今日はさざんか寄席の当日です。
 朝からなんとなく落ち着きません。
 早く終わってくれないかなあ、とそればかりを念じてました。
 とはいえ、時間が来なけりゃなんともならんのです。

 仕方がないので朝届いたSIMカードを早速取り出します。
 もらったアイフォーンをなんとかしなくちゃなりません。
 なんでもアマゾンで買えるぞ。
 やれ、うれしやな。

 さっそくいろいろと試みます。
 ちゃんとアクティベーションができたよ。
 これでまた一つ遊び道具が増えました。
 しかし、あれやこれやとやってみますが、なかなか思うようには動きません。
 こうなったら長期戦の構えですかね。

 時間になったので、目的地を目指します。
 駅前の高いビルです。
 会のメンバーが入り口で準備をしていたので、まずお手伝い。
 やがてお部屋も開いて、椅子を出したり、並べたり。

 やっと始まりました。
 次々と出演者が自分の高座を終え、晴れ晴れとした表情で楽屋にあらわれます。
 ぼくの番はなかなか来ないのだ。
 やっと回ってきた頃には、少々お疲れでしたかね。
 それでも気を取り直して頑張りました。
 出来は自分でもよくわかんないです。

 まあ、あんなもんかな。
 みなさん、熱心に聞いてくださいました。
 ありがたい話です。
 これからも精進しないとね。
 よく「子別れ」なんて噺をするようになったもんだ。
 まあ、ぼちぼちと成長してるということなんでしょう。
 それだけで、素直に嬉しいです。

 次回はさて何を。
 ああ、もう次の予定を気にしているのですよ。
 懲りない面々とはこのことか…。
 やれやれ。

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