球技大会

 今日と明日は球技大会です。
 朝から生徒はクラスTシャツに着替えて元気です。
 結構な話じゃありませんか。
 ぼくはその間に、次の試験の準備などをしなくちゃなりません。
 なんたって2週間足らずで、すぐに期末テストだからね。
 とはいえ、なかなかやる気になれん。

 生徒が応援してくれというので、ついフラフラと体育館まで。
 すごい熱気です。
 手前は女子のバレーボール、向こう側が男子のバスケット。
 こういう光景はどこの学校でもおんなじだ。
 担任の先生がいて、応援のクラスメートがいて。

 いいですね。
 こういうの、大好きです。
 しばらくいると、次々といろんな生徒が話しかけてくれます。
 ああでもない、こうでもない。
 こういう時に、生徒と気心が通じたりするんだよね。
 だから行事はすごく大切なのです。

 もっともっとやったらいいのになあ。
 なんて外野から言ってるのは気楽だけど、運営する係の人たちは大変なのだ。
 ぼくにもいろんな思い出があります。
 今日はちょっと早めに帰ってきました。
 朝夕のお供は三島由紀夫の小説です。
 ここのところ、『春の雪』を読んでます。

 いいね。
 一言。
 これが小説だよ。
 昨今のふにゃふにゃしたのを読むと、厭になる。
 映画もありました。
 あんなの話にならん。
 心理の襞を描くには文字ですよ。

 何度目でしょうか。
 最初に読んだのは高校生の時でした。
 最後の『天人五衰』も好きだな。
 聡子という女のしたたかさには酔いしれます。
 さて明日はお休み。
 ゆっくり、寝ましょ。

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