ハムレット

 今日は卒業式でした。
 エントランスにはものすごい数の鉢が並べられました。
 後輩達が今日の日のためにつくってくれたものです。
 いいですね、こういうの。

 ぼくはいつもとおんなじように過ごしました。
 考えてみれば、3年前、一緒に入学した連中です。
 早いもんだなあ。
 ということは、ぼくもここで卒業ということか…。
 なんか不思議な感じがします。

 お昼には外へ出ました。
 風がまだ冷たい。
 いつになったら春がくるんでしょう。
 のんびりと本屋さんに寄ったりしながら部屋へ戻ると、生徒が待っておりました。
 アルバムにちょこっと書いて頂戴というわけです。
 待たせてしまいました。
 申し訳ない。

 そこでちょこちょこと。
 幸いにも試験前に励ましてあげた男子は無事、志望校に合格したとのこと。
 内助の功で3年間彼を支えた彼女のアルバムにも、ちょこちょこと。
 仲良きことは美しきかな。

 幸い、用事も終わりましたので、少し早めに帰ってきました。
 先日途中まで見たハムレットを最後まで。
 悲劇というのはあたりまえだけど、悲しいね。
 人間は黙っていれば、必ず悲劇の方向へ走り出すもののようです。
 尼寺へ行けなんて言われても、困るよ。
 生か、死か、それが問題だと言われても困る。

 オセロにしてもリア王にしても、悲しいなあ。
 マクベスも悲しい。
 我はなべての書を読めり…か.。

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