500キロの旅

 朝早くにたたき起こされ、車に乗り込みました。
 目的地は奥様の実家、東北の某市であります。
 毎年、この時期にお世話になっております。
 今年も厄介をかけて、誠に申し訳ない。

 途中はすごい雨でした。
 夏、こんなに降られたのは初めてかも…。
 いつもは青空と一緒に帰るんですけどね。
 確実にこの国の天気はおかしくなってます。  

 それでも10キロはある長大なトンネルを越えると、そこはまあなんとなくの曇り空でした。
 やれやれ、ありがたや。
 山の中で一服いたしました。
 なんと涼しいこと。
 空気もおいしいのだ。

 さてだんだんとその気になって、やっと先刻こちらに到着しました。
 海は荒れ狂っておりましたよ。
 中野重治の詩そのものです。
 季節も場所も違うけどね。
 「しらなみ」です。
 
 東京とは明らかに気温が違う。
 下手をすると10度。
 まあごく当たり前に見積もっても6、7度は違うね。
 同じ国とは思えません。

 しばらくこちらにお世話になりますので、当地初のニュースを送りたいものだなあ。
 ちょっと島の方にも行ってみようかなと目論んでおります。
 しかし、帰ってこられるのかしらん。
 俊寛みたいになると、困るけどね。

 あとはお稽古をするか。
 2つぐらい覚えられるといいんですけど。
 そりゃ、無理無体なお話か。
 いずれにせよ、ぼちぼちとマイペースでまいりましょ。

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