久しぶりにお相撲を

見に行ってきました。昨日は寒いのでやめようかと思いましたけど、テレビを見てたら、やっぱり行きたくなってついチケットを買ってしまったのです。以前はなかなか買えなかったんですけど、昨今の不人気で、なんとか手に入るようになりました。皮肉なことですね。それでも昨日は満員御礼の垂れ幕が出てました。これはダメかなと思いながら、おそるおそるネットに手を伸ばしたという次第です。
やっぱり生はいいね。あの国技館の場内の雰囲気は、行った人にしかわかりません。たっつけ袴を穿いた茶屋の人が忙しく立ち働いてる風景、力士の鬢付け油の甘い匂い、それと歓声、さらには櫓太鼓の音、贔屓力士の幟の鮮やかな色、行司さんのなんともいえない風情。全てが江戸情緒そのものです。
先日もちょっとお相撲さんの登場する噺を皆様にご披露したばかりですが、やっぱりなんともいえないのだ。相撲はただのスポーツじゃないのです。神々に奉納する儀式なんです。だから勝敗だけではないね。
横綱というのはいいですよ。なんともいえない風格がある。ただ相撲が強いだけじゃダメね。勝負審判の親方もいい。あの紋付き袴の風情も凛としてよろしいね。
というわけで、ちょっと高い席を奮発してまいりました。2つあったカメラを息子にもっていかれてしまい、撮れなかったのが無念であります。
少し早く出かけたので、お相撲さんの入場口でしばらく待ったりもいたしました。いいですよ。大きい。あたりまえか。2メートル近くて200キロという身体が想像できますか。何を食べたらあんなになるのかなあ。
今日は横綱、大関みんな勝ちました。帰りは櫓太鼓の音を聞きながら、両国の駅まで歩いたよ。いいもんです。江戸の昔に戻ったみたい。しかし場内の優勝額が全部外国人になったというのですから、これもものすごい。歴史に残る話だね。
稽古がつらくて、日本人はみんな逃げ出しちゃうそうです。よっぽど貧乏で生活が苦しくないと、我慢できないといいます。私生活なんてないですからね。
さて明日からいよいよお仕事。
まず6時過ぎに起きる。これが今や最大の難関でござります。

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