すぐ死ぬんだから…

Diary

朝から印鑑を押す作業に没頭。
卒業式間近なので、生徒に渡す書類がいろいろあるのです。
成績証明書もその一つ。
せっせと校長印を押しました。

位置をきちんときめるのが難しくて、困ったよ。
曲がらないようにしないといけないし…。
インクがちゃんとつかないとダメ。
なんとか全部終わってほっといたしました。

そうしたら、今度は2年生の修了証も押印してよというわけで…。
こちらも同じように、せっせと押しました。
校長先生の名前にちょっとかかるようにして押すのがポイントかな。
美しく仕上げるのは大変です。

さてしばらく時間をおいて、今度は卒業証書の割り印だ。
これは紙も厚いし、なかなかの難問でした。
割り印というのは、台紙に半分の印鑑が残らなくちゃいけません。
だからこその割り印なんでね。

しかし紙がかたくて、実に押しにくい。
インクで汚しちゃいけないし。
まあなんとかというレベルかな。
最終確認をするというので、あとはお任せしました。

結果は明日、訊くことにいたしましょ。
生徒は大掃除をしたりして、いよいよ卒業ということです。
そういえば、卒業アルバムに誰が何回写っているのかというのも調査しました。
これも大変な作業なのだ。

その度に生徒の名票にチェックをして、数を数えます。
あんまりバランスが悪い場合は、写真を入れ替えるのだとか。
あちこちに気を遣わなくちゃならぬのだ。
かくして半日が終わりました。

帰って来たら、奥様が内舘牧子の最新作を読めというので、あせって通読。
タイトルは『すぐ死ぬんだから』。
78歳の女主人公は元気だよ。
男は実に哀しい役でありましたとさ。

前昨の『終わった人』といい、現実は厳しいのだ。
まさに高齢化社会ここにあり。

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