出張稽古

Diary

一月に1度か2度、お稽古に出向いております。
部活外部指導員というやつです。
今日も行ってきました。
最初、誰も来ないのかなと思っていたら、3年の男子がぽつんと待っててくれたのです。
さっそく、お稽古。

演目はこの前からやっている「壺算」です。
この噺は実にややこしくて、終いには計算がわからなくなるというところがポイントなのだ。
つまりそこへ向かって噺を収斂させなくてはいけません。
そのスピード感が命かな。
とにかく最初にもたついてはいけません。

そのことを何度か説明しました。
とはいえ、実際にやってみると、なかなかに難しい。
ここいらが理論と実際の違いなんだよね。
それでも頑張って途中まで…。
少し息切れがしたみたい。

さてその頃になると3年の女子も1年の女子も顔を出してくれました。
1年生は早速「味噌豆」を。
まだあんまり台詞が入っていないみたいです。
次回までには絶対に覚えておいでと厳命をいたしました。

顧問の先生とも相談し、なんとかして文化祭までに恰好をつけようじゃないのということになりました。
先生にもなにかやってもらわないとなあ。
長いのじゃなければ、やれそうかしら。
はいはい、できますとも、できますとも…。

というわけで、次々と可能性のある噺を紹介しました。
その中で「道具屋」をやろうということになりました。
これも次回までになんとか。

3年の女子は進路で悩んでおりまして、今日は見てただけみたい。
そりゃそうだ。
志望校が決まらないのに、落語なんてやってられないかもね。
気持ちはよくわかります。

まあ、いろいろあれど、またまた次回のお楽しみ…。
とにもかくにも、実に暢気な一日でありましたとさ。

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