竜馬読了

Diary

突発的事故のため、数日のブランクを経て、やっと今日の午前中に全8巻を読み終えました。
これで2度目ということになります。
前回読んだ時より、全体像がくっきりとみえ、大政奉還までの流れがすっきりしたかな。
どれほどの苦労があったのかということもよくわかりました。

薩長に気を使い、自ら身をひくあたりはすごい時代感覚だな。
あれで、竜馬が明治の元勲に名を連ねていたらどうなったか。
やはり内部分裂を引き起こしていたかもしれません。
それにしても一仕事終えた後があまりにも短い命でした。

しかしあそこで自分の役が終わったと思ったんでしょ。
そういう生き方しかできなかったともいえる。
時代はあっという間に彼のことを忘れていきます。
そういうものなんでしょう。

再評価されるまで、時間がかかったというのもむべなるかな。
しかしあの時代にあれだけ船を自在に操った人はいない。
羨ましい。
上士の位の家に生まれていれば、また生き方もかわったな。

そういう意味で土佐藩は身分制度の意識が強すぎた。
とにかくいろいろと感ずるところあり。
またいつか手にする日もあるでしょ。
さて午後からは奥山景布子の『圓朝』にとりかかりました。

今年の2月に出たばかりの本です。
圓朝の小説はいろんな人のを読んだけど、さて今回はどうかな。
とっても楽しみです。
感想を乞うご期待。

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