学校はすっからかん…

Diary

 本日も朝から学校を目指しました。
 夏休みだからといって、毎日お休みというわけじゃありません。
 時々は行くのだ。
 今日は物理の部屋にも誰か来てるかなと思ったけど、だれもおりませんでした。
 ということは、のんびりと一日をひとりで過ごすということです。

 朝のうちはまだなんとかなったので、しきりに落語を見ました。
 というのも、この部屋にはエアコンがついてません。
 どこでもというのでもないけれど、理科の部屋にエアコンのない学校は多いのです。
 なんででしょ。
 もちろん、ついてるとこもあるけどね。

 新しい噺を何人ものバージョンで見ると、そこに自ずと違いが出てくる。
 その中でいいとこだけをとればいいのです。
 このあたりがアマチュアの気楽さです。
 こんなことをプロがしたら、生きてはいけません。
 総スカンをくって一巻の終わりなのだ。
 商売ですからね。
 勝手に人のギャグを使うという訳にはいきません。
 つまり飯のタネだ。

 昼は外出。
 久しぶりに街中を歩きました。
 活況を呈しております。
 駅前の大工事も真っ最中。
 いつになったら完成するのかな。
 どう見ても2、3年はかかるね。
 きっとすごい変貌ぶりでしょう。
 個人的な趣味でいえば、前みたいな味わいも捨てがたいけどな。

 あの吉祥寺のゴチャゴチャ感はいいものね。
 下北沢の踏切の脇にあったあの商店街もよかった。
 あれもなくなっちゃうのです。
 みんなクリーンになって、人間はさてどこへいくのでありましょう。

 帰りの電車の中で『家族難民』を読みました。
 山田昌弘はこのテの本を書かせると面白い。
 格差社会はとうとう家族の形にまで、手を突っ込み始めたということがよくわかります。
 単純にシングルと呼ばれていた人々の内部にも格差がじわじわと押し寄せているのだ。
 一言でいえば、怖い。
 すごい社会の変貌ぶりです。
 パラサイトの人も含めて、生き抜く術はあるのかなあ…。

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