本日も朝から暑い。
昨日の夜中にも目が覚めた。
今年の夏はもうダメだ。
この湿気はやるせないのです。
身体中にへばりついて離れない。
どうしようもないからソファーに寝転ぶ。
しばらくすると、いつの間にか寝ちゃうらしい。
目が覚めるのは30分か、1時間後。
どうにもならん。
仕方がないから本を読む。
今日は漱石の短編を…。
『倫敦塔』『琴のそら音』『文鳥』。
『琴のそら音』というのははじめて読んだ。
登場人物がどこかで読んだような名前。
津田というのは『明暗』に出てくる。
結論。神経はどうにも解せません。
圓朝にも『真景累ヶ淵』という落語がある。
あの「真景」はまさに「神経」のことなのですよ。
幽霊はすなわち神経のなせる技なのだ。
この小説もそんなお話。
面白かった。
漱石はへんな人だ。
『文鳥』はさすがに切れ味の良さが光る。
ロンドン塔はその昔に行きました。
あんなところに幽閉されたのではたまらん。
短編は難しいのです。
それにしてもこの湿気はなんとかなりませんか。
もうくたびれた。