フェラーリと鉄瓶

Diary

やはり一日に1度は外へ出なくちゃだめですね。
家にいると、気分がよろしくない。
もともとそういうタチなんでしょう。
特にこの季節はどこかへいきたくなる。

散歩でいいんです。
公園でのんびりしてるだけでもいい。
図書館に寄るだけでもいい。
今日もリクエストしておいた本が届いたというので、行ってきました。

奥山清行という工業デザイナーが書いた『フェラーリと鉄瓶』という本です。
この人はずっと世界をまわって車の設計などをしてきました。
その彼がイタリア人の性格をみごとに書き込んでいます。
とにかく友達にならないと、うまく暮らせない。

役所に行って書類1枚もらうにも時間がかかる。
しかし知り合いがいれば、チョコ一枚ですぐにやってくれる。
郵便の配達もそんな調子で、知り合いのところから配り始める。
ビザをとろうと外務省にいき、その足で警察に赴いてもダメ。

法律がかわったといわれ、こっちは内務省の管轄だからねで終わりだとか。
そういえば、ぼくも随分銀行で待たされた記憶があります。
いくら並んでても、時間になったらそこで終わり。
突然のストなんてあたりまえ。

夏のコロセウムでもやられたよ。
ベネッチアでも船のストライキ。
突然、なんにも動かなくなる。
そういう国なんだ。

給料は安くて、お金はなくても結構別荘はみんな持ってる。
石の家はこわれないからね。
親からもらっちゃえば、ローンなんて関係ない。
日本人のあくせくは、いったいなんなんだ。

まあ、いろいろあれど、外に出ると刺激があってよろしい。
若者が実にまぶしいね。
学校も始まる。
いい季節じゃないの…。

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