吉野天人

Diary

朝からいいお天気でした。
湿気もなくて気持ちがいい。
今日はお能を見に行く予定にしてました。
先月もでかけた記憶があります。

能楽堂の持つ静けさ。
あんなところは他にありません。
今日は「吉野天人」がよかったな。

ストーリーなんてないのだ。
ただ桜の前で、天人が五節の舞を披露してくれるのです。
吉野の春景色が目の前に見える。
金峯山と呼ばれるそのいわれまで、作中で説明してくれました。

とにかく舞いが優美だったな。

二番目は「清経」。
入水した清経の遺髪を届けに家臣、淡津三郎が妻を訪ねます。
自分を残してなぜ入水したのかと嘆く妻。
やがて清経の亡霊が出てきて、修羅の苦しみを語るのです。

宇佐八幡の神に見放され、死を選んだ理由を物語ります。
世阿弥はこういう作品も書いてるのだ。
こちらは夫婦の愛。
親子の愛情の表現は、この前見た「藤戸」にあったけど…。

最後は「羽衣」。
これは何度目かな。
いつ見ても華やかな舞台です。
根をつめて見ていたら、くたびれました。
明日はのんびりさせてもらいましょ。

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