綾鼓

Diary

南の方は台風で大変ですね。
こっちの方はなんとなく晴れてはいるものの、秋の風とはほど遠い。
蒸し蒸しして、いやな感じ。
ものの本によれば、湿邪という言葉があって、これは湿気のひどい梅雨時の症状に関する言葉のようです。
しかし今では、真夏もこれだよ。

どうもぼくはこの湿邪にやられてますね。
その証拠に、エアコンを除湿にすると生き返る心地がします。
気温がそんなになくても湿気は人間をポンコツにするのだ。
なぜか眠たくて仕方がない。
パワーが出ない。
原因は湿気だ。

朝はいつものように起きたものの、また寝ちゃいました。
9時から10時頃までソファーですやすや。
なんたることでしょうかね。
お昼ご飯を早めに食べて、外に出ました。
今日は水道橋まで。

「綾鼓」を見たかったのです。
かつて三島由紀夫の『近代能楽集』では読みましたけどね。
実物はどうなっているのかなと思いましてね。
そうだ、山崎正和の芝居『世阿弥』にも綾の鼓をたたくシーンがありました。
懐かしいな。

そんなわけで、お能の鑑賞とあいなった次第です。
一言。老人の恋愛は厄介だなあ。
こんなになるもんなんですね。
最後は池に飛び込んで自殺しちゃうのです。
なんともはや。

まさに救いの全くない能です。

帰ってきたのは6時半。
ジャイアンツの試合が終わった時間に重なりました。
すごい人だったよ。
みんなオレンジ色だ。
ファンはありがたいもんだよ。
それにしても蒸しますね。

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