プロフェッショナル

Diary

昨日、久しぶりに「プロフェッショナル」を見ました。
最近放送されたものらしいです。
奥様がいろいろとダビングしておいたものの一つでした。
ぼくにはあんまり関係のない話で、パソコンのフォントを作るプロの話です。
筑紫書体とかいうらしい。
人気があるみたいです。
藤田重信さんというデザイナーの話でした。
なんでもマックのパソコンには標準で装備されるようになったとか。

このフォントが欲しい人はマックを買いなさいということなんでしょ。
それだけの力を持ってるんだなと感心しました。
一日中、パソコンに向かってフォントをつくり続けるというのは大変そうです。
プロというのは、とてつもない力技を持ってるもんだ。

ついでだからというわけで、過去のプロフェッショナルにはどんなのがあったのかなと探してみました。
すると羽生名人対森内名人というとんでもないのが出てきました。
随分前の名人戦対局を題材にしたものです。

前に勤めていた学校のそばに、どうも森内さんは住んでいたみたいです。
よく駅前のお蕎麦屋さんで会いました。
といっても互いにお客さん同士という関係です。
挨拶なんかしたことはありません。
だいたい自転車で来てたかな。
そんなわけで、懐かしくこの番組を見たというわけです。

ぼくには将棋のことはわかりません。
でもあの戦い方をみていると、異次元のものだということがよくわかります。
二日間もかけて対局をするなんて、常人のやることじゃないです。
だいいち、くたびれる。
神経ががたがたになるよ。
羽生さんは、ここで勝てるとなると、一気にせめるそうです。
その時に指が震えるそうな…。
相手がつまらない手をさすと、本当に悲しくなるのだとか。

一生懸命最善の一手を探している時に、きっと気が萎えてしまうんでしょう。
今や、二人とも永世名人の称号を得ています。
先に森内がとり、その後で羽生がとりました。
小学生時代からのライバルだというのだから、世紀の対決です。
それも羽生に先を越され、ずっと劣等感を抱き続けてきた森内が先に永世名人になりました。
なにか不思議な因縁を感じます。

「玲瓏であれ」というのが、羽生さんの信念なのだとか。
なんの世界でも、プロになるということは厳しいです。
かつて小三治の「プロフェッショナル」を何度も授業で使いました。
生徒は理解してくれたのかな。
それも今となってはよくわかりませんけどね…。

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