百人一首

Diary

今日は久しぶりに百人一首のお勉強をしました。
懐かしいね。
最近はほとんど授業でもやりません。
かつては国語科主催でかるた会をしたこともありました。
お菓子なんか買ってきてね。
いい時代でした。

「ちはやふる」なんていう映画も巷にはありますが…。
ちなみに、これは落語の方じゃないよ。

やっぱり今の生徒にとってはとんでもなく古式蒼然とした遊びであります。
想像のはるか彼方にあるんじゃないの。
なぜこんなのをやったのかといえば、今度の試験に出るからです。
どうやら1年の時からやっていたらしいね。
ご苦労様です。

そんなわけで本日は71番から80番まで。
あんまり派手な歌はありません。
ぼくにとってはやっぱり崇徳院様の歌がハイライトということになるのかな。

瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ

なんとも嬉しい歌じゃありませんか。
77番です。
どうしても落語のイメージと重なってしまうために、冷静には読めないね。
とくに最後のところはオチとダブってつい笑ってしまうのだ。
生徒はそんなの知らないから、真面目に聞いてます。
今度ご披露してあげなくちゃダメかも。

まあいろいろあれど、昔の歌はよろしいね。
恋の歌もあるけれど、叙景をしみじみと述べたのもあります。
こういう伝統は消して欲しくはないな。
しかし、昨今のゲームなぞをみていると、ちょっと無理な気もいたします。
仕方がないか。
これもご時世というやつだ。

定家さんもうんざりしてるよ、きっと。
それでもなんとか千年近くもったんだから、それで良しといたしましょ。
そうしましょ。

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