朝の授業

Diary

 今日は1限だけ授業の日でした。
 最初いつもとおんなじで50分かと思って始めたら、なんと40分でチャイム。
 後で今日は短縮なんだと聞かされました。
 こんなことなら、最初にマクラをふらなければよかったなあ。
 ちょっと余計なおしゃべりをしてから、本題に入ったのです。

 いつも学期末には、思い出を書いてもらっています。
 学期毎にそれぞれいろいろな記憶が残るものです。
 それをちょっと振り返ってみてもらおうというのが、その狙いというところかな。
 あっという間に書き始める生徒がいるかと思えば、ブツブツ言ってるのもいます。
 それでも不思議なもので、しばらくすると、みんな何か書き始めます。

 言葉にするというのは、その記憶を定着するには最高の方法なんでしょう。
 それまで曖昧だったことが、言葉を紡ぎ出すことで鮮やかになります。
 本当にマジックそのものです。

 この日記のようなものも、まさにそういう効果を持っているのかもしれません。
 後で読み返してみると、妙に懐かしい時があります。
 とはいえ、呆けの防止にひたすらやってるというのが本音ですけどね。
 それでも言葉にするというのは楽しいもんです。

 準備室に戻って一枚一枚読んでいると、その生徒の輪郭がよりはっきりと見えてきます。
 こんな悩みをもっているのかとか、なるほどと感じることもたくさんあります。
 生徒はとても素直なので、自分の気持ちをかなりストレートに書きます。
 その中には、ちょっと呼んで話し合ったほうがいいかなあ、と感じるものもあります。

 それぞれの2学期だったんでしょう。
 もう少しで終わりです。
 いつも感じることだけど、1年は早い。
 その日その日は長いのかもしれないけれど、あとで考えてみると、本当に1年ははやいです。
 今年は何をしたのかなあ。
 よく思い出せないよ。

 明日は生徒総会です。
 その結果をまたここに書くことにいたしましょ。
 ちょっといい日になればいいな…。

タイトルとURLをコピーしました