寄席見物

Diary

久しぶりに年末の寄席へ。
以前からチケットを持っていたものの、出かけるチャンスがなくてね。
やっと今日行けたというわけです。
とはいえ、そんなに長くはいませんでした。

お客さんがよく入ってますね。
みんな笑いたいのかな。
初めてのような人もかなりおりました。
若い女性の姿が目立ちます。

昭和元禄落語心中みたいな噺家は出てこないけどね。
それでもいいのかも。
今日の出色は彦いち師かな。
一番面白かった。

お客さんとの丁々発止も偶然とはいえ、やたらと楽しくて…。
その後に出てきたロケット団もよろしいな。
寄席に毎日出られるってことが、どれだけ貴重なのかよくわかります。
二人の間が絶妙で、これも受けてました。

新宿は浅草とちょっと雰囲気が違うね。
そのあたりを芸人さんがどう判断するか。
こればかりは行く先々の水に合わせねば、ダメなのですよ。
本当なら夜の部までと思ったものの、用事もありまして…。

しかし新宿は賑やかだな。
外国人の多いこと。
南口の階段を歩いていると、昔の風景が重なります。
階段の下で、よく当たり馬券をあてるための乱数表を売ってるお兄さんがいました。

香具師の啖呵にひかれて、多くの人が輪になって…。
頭にまいた手拭いに1万円札をこれでもかと挟んで、やたらと威勢がよかった。
あんな時代はもう夢です。

方丈記の世界をそのまま見ているようだな。
まさにこれぞ人の世だよ。

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