奥様が出かけるというので、ついて行きました。
行き先は中目黒にある生地屋さんです。
お買い物をしている間、ぼくはずっとお花見をしてました。
噂には聞いてたけど、ものすごい人だ。
若いカップルや外国人の姿もたくさん。
両側にあるお店ではワインなどを売っていて、なかなかのもんだな。
洋服屋さんにレストラン…。
やっぱり雰囲気があります。
ぼんやりと川面を眺めていると、風に散った花びらのみごとなこと。
一面に浮かべば、まさに花筏になるのだ。
今日はまだそこまではいきませんでしたけど…。
なにしろ、今が真っ盛りだからね。
一通り桜を見た後は、古い商店街にも足を伸ばしました。
本当なら目黒不動まで行きたいところだけど、なにしろ暑くて参ったよ。
近くにあったお店で一休み。
くたびれたので、そのまんま娘のところへ。
しばらく休ませてもらいました。
中継地点にこうした家があるというのは助かるな。
とにかく暑さにやられた。
目黒というところにはかつて何度も仕事で行ったけど、お花見ははじめて。
やっぱり桜はいいよ。
日本人が浮かれちゃうのもよくわかる。
いさぎいいしね。
どっかの国の役人とはえらい違いだ。
全く情けない。
なんのためにあの人は勉強をしてきたのか。
憐れを催します。
今日はお風呂に入って早く寝ましょ。
日にあたったので、すごくくたびれた。
アウトドア派にはとてもなれそうにございません。
行きも帰りも、ずっと柳家さん喬の『噺家の卵煮ても焼いても』を読み続けました。
師匠小さんに対する愛にあふれたいい本だな。
師匠と弟子というのは、不思議な縁で結ばれた関係だ。
ほんとにそう思うよ。