朝からいいお天気でした。
気温もぐんぐん上がり、帰りはコートがいらないくらい。
半日、成績処理をしました。
学校のサーバーに得点と欠時を入れて、まずは一安心。
あとは採点ミスをなおすだけだ。
全く間違っていないということはないね。
必ずある。
しかしあらかじめ得点を入れておくと、あとの作業がかなり楽なのです。
行きと帰りで、『フィリピンパブ嬢の社会学』という新書を読みました。
なんとなく読み出したら、とまらなくなった。
へたな小説よりずっと面白かったです。
事実は小説よりも奇なりだな。
大学院での研究対象としてフィリピンパブを選んだのが縁だったんでしょう。
そこで働いていた女性とついに結婚することになります。
しかしその実態を調べていくと…。
彼女は日本のビザをとるために偽装結婚していたのです。
専門のシンジケートもあるのだ。
このあたりから話は一気にきな臭くなります。
ところが彼女たちはただ可哀想な女の人というわけじゃない。
ものすごくバイタリティーにあふれています。
それにとんでもなく明るい。
日本という国を裏側からみると、こんな風なのかも知れません。
なんとも不思議な世界を覗きこみました。
よくここまで書いたもんだ。
社会学でもなんでもない。
しかし本当のことが山ほど出てきます。
家に辿り着いた頃には、頭の中がフィリピンの風景で一杯でした。