今日も4コマ、ずっと『舞姫』を読み続けました。
なんということだ。
おんなじ文章を6クラスやるなんてことは、今までになかったです。
どんなに多くても4クラスかな。
今年はものすごいことにチャレンジしてます。
しかしこれがなぜか飽きないのだ。
すごいことだよ。
やっぱり読ませちゃうんだな。
考えてみれば、主人公は随分と意志薄弱で、どっちつかずのところもある。
今風にいえば、草食男子というやつか。
しかしこんなのは昔も今もいたのです。
総数からいったら圧倒的じゃないのかな。
まあ、ここまできたからにはとことんつきあうことにいたしましょ。
さて行きと帰りの電車ではずっと漱石の『明暗』を読んでます。
こちらもぐずぐずした男が随分とでてくるよ。
今日読んだところでいえば、存在感のあるのはなんといっても小林だね。
こいつはなんとも品がない。
漱石はこういう男の造形をどこでこしらえたのか。
ひょっとすると、叔父さんかな。
あるいは養子にだされた家の親父か。
とにかくイジイジしていて、つまらん奴だよ。
しかしものすごいリアリティだ。
どこにでもいる。
まだまだストーリーは続くものの、作中人物達の時間はそれほどに経過してません。
この本には、ぼんやりとつきあっていくしかありますまい。
前回読んだ時には気づかなかったところがたくさんある。
名作といわれる所以でしょうな。
明日もまだお仕事は続くのだ。
それにしても寒い。
着ていくものは朝の気温と相談しましょ。