あれから…

Diary

今日はあの地震の話だけ。
卒業する予定の生徒たちと、あの日学校に泊まりました。
彼らももう25歳だ。
結婚の話だけじゃない。

子供が2人いる生徒もいます。
それだけの月日が過ぎたということかな。
6年なんてあっという間です。
その間にぼくも学校を2つもかわりました。

随分と環境が変化したということです。
仮設住宅に住んでいる人の健康被害はかなりのもののようです。
問題は気力です。
生きる気力が出ない。

みんな高齢だしね。
子供や孫を亡くした人は簡単に立ち上がれないよ。
家族というのはかけがえのないものですから…。
仙台の荒浜海岸へ行ったときのことが思い出されます。

海までなんにもなかった。
防風林の松さえ、残ってない。
花は咲くかもしれないけど、人間は帰ってこないしね。
考えてみると、この国はいつも地震に襲われてる。

熊本城はどうなったのかな。
福島だって原発がなければ、ここまでの被害にはならなかった。
一番、金のかかる発電システムじゃないか。
いつになったら廃炉になるのか。
津波の怖さも思い知りました。

先刻、越路吹雪の歌をきいたよ。
命は過ぎていく、人生は過ぎていくという歌詞だった。
真実は細部に宿るね。

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