今日は天気もよかったので、ちょっと遠くまで。
小金井公園にある江戸東京たてもの園に行ってきました。
これで4度目かな。
いつ訪れても気持ちのいいところです。
ぼくはひょっとすると建築物が好きなのかもしれません。
今日、一番いいなと思ったのは前川國男さんの家でした。
この人は実にいろいろなものを建ててます。
さて自分の家は…。
太陽がさんさんと降り注ぐ落ち着いたいい家でした。
それほどに大きいというのでもないけれど、静かで品があります。
ソファーに座ってじっとしていたら、眠くなっちゃいました。
かつて志賀直哉の家のソファーに座った時のことを思い出したのだ。
あそこもよかった。
でも今日もよかったな。
視線をあげると、二階にあがったところに小さな棚がしつらえてあって、そこにお皿が何枚も置いてありました…。
これもよかった。
日がまっすぐな幾筋もの束になって、一斉に壁に降り注ぎます。
そのシルエットもきれいだった。
園内をあちこち散策しました。
梅も咲いて、もう春だ。
ここは懐かしい風景に出会える貴重な場所です。
かつて休日にここの広場で独楽を回して子供たちと遊んでいた親戚の一人はもういません。
数年前に亡くなりました。
あの頃は元気そうだったけど…。
ついその影を追いかけてしまいます。
子宝湯の前の空き地で楽しそうに遊んでいたんだけどな。
時間は容赦ないね。
仕方がないか…。
帰りのバスはあたたかな日差しにあふれていましたよ。