どうもお稽古をする気がしません。
喉がイガイガいたします。
そこでというわけじゃないけど、今日はイメージトレーニングのみ。
かつてお客様の前でやった時の録音がありますのでね。
それをぼんやりと聞いてました。
あちこち直したいところばかり。
ちょっと身体によくないけど…。
でも仕方がないのだ。
他の噺家のも2つばかり聞きました。
それぞれに強調するところが違う。
だからこそ、味わいも違うのだ。
落語は結局、その人の持つ人柄みたいなところへ戻っていくのかな。
ふとそんな気もします。
午後からは梅若玄祥さんの『まことの花』をずっと読んでました。
観世の宗家と縁を切られた祖父の時代。
その後の和解。
父親の厳しい教え。
自分の代になってからの話。
どれも身につまされます。
芸の世界の果てしなく奥深いことよ。
明日も読むかな。
白洲正子さんの能の本も少し読んでみたいです。
たしか、講談社文芸文庫に入ってますよね。
あれは名品だ。
とにかく、先人の跡をたどるということは大切なことなんだよ。
みんな同じところで苦しんでるのです。
それがわかるだけでも、ありがたいね。