次の落語会のネタを決めかねております。
いつもは、わりと直感的な決め方をしてますけど、さてどうしましょ。
それというのも大きなホールでやりますのでね。
あんまり妙ちくりんなのもできませんし…。
そこそこの出来じゃないと困る。
レパートリーはいくつかあるものの、何が最適なのかと問われると…。
朝から、可能性のある噺を試みてみました。
だいたい忘れてます。
情けない。
過去に何度もやってますので、いざとなればなんかとはなるだろうけどね。
しかしなんともお粗末なことです。
プロの人たちは毎日あっちこっちでやってますからね。
それに比べると、高座数が圧倒的に少ないのです。
あちこちをなおすという軌道修正もそう簡単にはできません。
続けて一週間くらい同じ噺をするプロだっていますからね。
まあいろいろあるのだ。
午前中、ちょっと買い物にも出かけました。
明日からまたお仕事ですから、いろいろと必要なものもあります。
ついでに奥様とお昼ご飯をいただいてきました。
帰ってきてからは、能のビデオを鑑賞。
今日は「道成寺」を。
いわゆる乱拍子と言われている箇所はすごいの一言です。
あそこだけは何度稽古しても覚えられないな。
とにかく理屈じゃない。
身体で覚えるんです。
落語みたいに自分流の崩し方が許されませんからね。
700年間、不変なのだ。
あな、怖ろしや。
去年、一度見ました。
今年もまた見たいです。
愛情が怨念にかわるのは「葵上」も同じだけど。
人間は怖い。
しみじみとそう思うよ。