落語会

Diary

今日は娘がとってくれたチケットを持って有楽町まで出かけました。
父の日のプレゼントなんだとか。
奥様ともちろん、ご一緒です。
金沢へ行っていた娘も、そのまま東京駅から合流。
なんと、という感じですかね。

地元でも大切な落語会があったんですが、そちらは事情を話してご勘弁してもらいました。
そんなわけで、一之輔、白酒、白鳥、市馬という4人の落語を立て続けに聞いてきたという訳です。
ヨーロッパから戻ったばかりの一之輔は、家族全員で欧州旅行をした余韻をまだぶら下げてました。
しかしあれだけ元気のいい、メリハリのある「天狗裁き」ははじめて聞いたな。
この人のセンスのよさには舌をまくね。

白酒は一之輔より10歳くらい年長です。
あんなに目の前で受けてると、絶対に負けたくないでしょうね。
芸人の本能だと思います。
「千両みかん」は久しぶりだったかな。
この出だしを聞くと、4つくらいの噺を想像しちゃうよ。

白鳥はいつも通り。
あいかわらず、ぼくは共感できません。
ここは午前の部の三三とかわってほしかった。
人間性に根ざした噺じゃないと、新作の命は短いよ。
文枝の「鯛」なんか、噺にペーソスがある。
哀感がなくちゃ、長くはもちません。

最後の市馬は少しはしょったせいか、元気がなかったかな。
痩せたね。
会長になんかなっちゃったからだよ。
「船徳」はこの時期だけの定番メニューです。
所作事がきれいだから、若旦那がいいね。

帰りにちょっと食事をして、家に戻ったのはかなり遅い時間でした。
お風呂にザブリと入って、すぐにご就寝の用意。
落語はよろしいのではありますが、どうしたら面白くなるのか。
いつも新鮮で若くいられるのか。

わかならいことばっかりです。
ほんと。
聞いてるだけなら、暢気でいいんだけどね。

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