今日から8月

Diary

はやいもんです。
もう8月だ。
なんともいえないね。
とはいえ、ぼくはのんびりムード。
それでもちゃんと朝から起きてますよ。

今日は朝のうちこそ、少し晴れていたものの、あっという間に日が陰って…。
あとはかなりアヤシイ空になりました。
雨が少しだけ降った後は、ものすごい湿気。
とてもじゃないけど、冷静な気分じゃいられません。

「和宮様御留』をついに読了。
替え玉を2回も使ったというこのフィクションには驚きました。
とくに最初の身代わり役、フキは気の毒でね。
最後はとうとう祇園囃子を歌いながら、気が触れてしまうのだ。
世が世なら、下女として働いていただけの人なのに…。

年が近いというだけで、半ば強制的に拉致され、皇女にしたてあげられたのです。
昔はこういうこともあったに違いないね。
なにしろ、誰も顔をみられないわけだし…。

字を書いたこともないのに、読めないのにお習字をするのです。
かわいそう。
これじゃあ、近くにいる女官はすぐに悟ってしまいます。
本物はどこやらの寺に逃げ込んじゃったらしいのです。
よっぽど厭だったんでしょう。

ついに関東下向の時が…。
長い道中です。
近くにいる女官はフキにつらくあたります。
そばで見ていれば、本物じゃないくらいすぐにわかるからね。
とうとう、彼女は祇園囃子を口走るようになりました。
気が触れたのです。

その様子を見てとって、すぐに別の女性をまた皇女に仕立てる岩倉具視…。
どこまでもフィクションではあるとしても、怖ろしい公武合体の苦渋にみちた裏話ではあります。
しかしいろいろな発掘調査の結果によれば、あながちあり得ない話でもないとか。
ここいらは読んでもらうしかないのかもね。

それにしても8月だ。
ああ、なんとしよう。
今日は本屋さんへ行きました。
朝日新聞のモジャモジャヘアの記者さんが書いた本が面白そうでした。
『魂の退社』だ。
へんなタイトル。

ああ、今もやたらとむしむしむする。
またお風呂に入らないとなあ…。

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