カラヴァッジョ展

Diary

今日は天気もよかったので、朝から上野まで行ってきました。
チケットをもらったのはいいのですが、この前の若冲展で少し気分が萎えてましたのでね。
それでも懲りずにでかけました。
幸い、入場を待たされるということもなく、スムーズに入れました。
何度かテレビの番組で見てはおりましたが、やはり実物はすごい。

どうしてこんなものが描けるんでしょうかね。
羨ましくて仕方がないよ。
それも刃傷沙汰をよく起こしたというこの乱暴な男に…。
神は全く理不尽な所行をなさるものだ。

展示されていたカラヴァッジョの作品はそれほど多くありませんでした。
その一派というか、彼の作画法を学んだ人たちのものの方がたくさんありました。
俗にカラヴァジェスキーと呼ばれる人たちです。
数からいえば、こちらの方がずっと多かったな。

圧巻はやはり「果物籠を持つ少年」でしょうか。
実に繊細で美しい線でした。
どうしてこんな絵が描けるのかね。
こういう人を天才というんでしょう、きっと。

その他では光を強調しているものがよかった。
光を描くというのはすごく難しい。
それをあえてやったところがすごいね。
後年にはイタリアへいったこともない、ラ・トゥールにまで影響を与えたんだからね。

いい絵をみた後は実に気分がよろしい。
その足で、とことことアメ横まで。
馴染みのお店に入って食事をした後、秋葉原へ。
いつものコースです。

でももう欲しいものはなくなりました。
パソコンも今ので十分。
むしろ、今はソフトとの戦いの日々です。
その方が面白い。

さらに歩いて湯島聖堂へ。
以前一度だけ見にいったのですが、今日はじっくりと…。
孔子様の写真を一枚撮らせてもらいました。

帰りの電車では、この春に卒業した生徒さんにばったり。
彼女、学校の帰りでした。
いろんなお話をしましたよ。
とっても楽しそうだった。
いいですね。
今が一番いい時だからね。

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