出張落語稽古会

Diary

今日はつい一月前まで勤めていた学校へ落語のお稽古に行ってきました。
5年間いた間に立ち上げた同好会が無事クラブに昇格し、ぼくはその部活動指導員になったというわけです。
月に1度か2度お邪魔して、生徒諸君に落語を教えるという大役を仰せつかりました。
今日は記念すべき新年度の第1回目ということになります。

予定より少し早めに学校へ赴きました。
何をみても懐かしいです。
駅前も随分工事が進み、ケヤキ並木の青葉がきれいだなあ。
この町並みは、ちょっとやそっとでできるものではありません。
はるか以前からの人々の暮らしが、そこにはあったのです。

さて、いつものように物理室へ。
勝手知ったる我が家というところかな。
以前使っていた机もそのまんま。
さっそく荷物を置いて、自分のお稽古に励みました。

するとそこに旧知の顧問の先生が…。
今年の稽古予定日をあらかじめ決めておいてくれました。
ありがたいことです。
こうやってまたクラブの歴史が作られていくんだな。

そうこうしているうちに次々と生徒が集まってきました。
最初に3年生の「猿後家」から。
次は新入部員、3人のお稽古です。
全員が女子というのはどういうわけなのかしらん。
さっそく「味噌豆」の最初のところを。

上下のきりかたを教えながら、発声の仕方をご伝授。
なかなか大きな声が出てよろしいぞ。
さらに2年、3年と続き、最後は先日ぼくを招いたくれた卒業生の一人が一席。
もう5年も前にお稽古した「子ほめ」を実に見事に演じてくれました。

腹に入った噺は忘れないんだな。
それだけでもすごいことです。
お茶を飲みながら、わいわいとやりました。
1年生は高座名も決めて、かなりテンションが上がったみたい。
来月は2度出かける予定になっております。

文化祭までこの調子で走り続けましょ。
そうしましょ…。

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