Diary

今日は午前中に2コマ。
3年が修学旅行に出かけているので、後半はカットです。
2年の国語表現をしみじみとやったよ。
生徒のスピーチを聞きながら、いろいろと考えました。
クラブの話や、地震の話、一週間の出来事。

人前で話をする機会がこれからますます増えることでしょう。
いわばその前哨戦みたいなもんかな。
、今のうちに苦しんで大いに悩み成長して欲しいです。
後半はウルグアイのムヒカ大統領の演説から小論文を。
こういうテーマはいつ取り上げてもいいね。

お約束の2コマが終わり、さて昨日から予定していた能楽堂へ。
今日の演目を昨日のうちに印刷しておきました。
いわゆる詞章という代物です。
謡とシテ、ワキの台詞をすべてプリントアウトしておくのです。
こうすると、実によくわかる。

古文ですから、難しいといえばいえなくもないのですが、それほどのこともありません。
響きの美しい日本語がこれでもかと散りばめられています。
地謡の声がすばらしい。
いわゆるギリシャ悲劇のコロスにあたります。
これがやっぱり全体を引き締めるな。

本日の演目は「三輪」と「融」でした。
「三輪」は奈良の三輪山にまします神の話とでもいえばいいのかな。
「融」は源融の話です。
この人は実在の人物で、光源氏のモデルになったといわれています。

そういう思いをもってみていると、哀しさがこみ上げてくるね。
塩竃の浦に心を寄せ、それを自らの住む六条の院に現出させるあたりは、なんとも…。

そんなこんなで、夕刻家に戻ってきました。
久しぶりに鼓の音と能管の澄んだ音色を聞いて、いい気持ちです。
明日はさてどういうことになるのかな。
そうそう、クリーニングを取りにいかなくちゃ。

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