採点

Diary

 今日は入試の採点日です。
 朝、会議室に全員集合。
 さて今回からの採点の方法は、というお話です。
 いろいろと変更点があるのだ。
 なんでもやたらとコンピューターを使うらしい。

 とはいえ、国語の答案には必ず作文があるのです。
 これは人間がやらなくちゃならん。
 というわけで、朝からせっせと読みました。
 詳しい話はできませんが、とにかくこれだけはコンピューターにはできないのです。
 今まで、何回採点したかわからないけど、随分読みましたね。

 作文に点数をつけるというのもなかなかにしんどい話です。
 決定的な減点箇所というのは、まあ誰でも考えられますが、それ以外はね。
 というわけで、ぼちぼちとやりました。
 あんまりあせってもいかんからね。

 ところが敵もさるものでありまして、だんだん読んでいるうちに、こちらの頭がおかしくなってくるのだよ。
 難解なのか、その反対なのか。
 よくわからんのもありまして。
 みんなでああだこうだと論議をいたします。
 こういう意味なんじゃないの、なんて深読みをする採点者もおります。

 ことほどさように、言葉というものは実に厄介なものです。
 よくぞ、こういうものにずっと携わってきたなあ、と感慨もしきり。
 でもやらないと終わらない。
 お腹もすいてくる。

 途中、お昼ごはんをはさみまして、ぼちぼちとやりました。
 今日も寒かったなあ。
 昨日もぼんやりした天気だったし。
 朝から、お日様の顔を見たいもんです。
 明日はどうなるんでしょ。

 土曜日の落語会に向けて、お稽古もしなくちゃいかんのですが、なんとも…。
 明日は採点の合間に、少しだけでもやるかなあ。
 そんなこと、許されるんでしょうか。
 それもよくわからんね。
 実にくたびれる、辛気くさい作業なのですよ。
 ほんと…。

タイトルとURLをコピーしました