異文化理解

Diary

 今日も朝から寒かったです。
 それでも、ぼちぼちと学校へ。
 電車の中で、新しい本を読み始めました。
 小竹裕一という人の書いた『アジア人との正しい付き合い方』です。
 読み始めたら、うんうんと納得することばかり。

 いろいろな国の生徒と付き合った経験から、ついその通りだと思ったのです。
 自分の国の文化があたりまえだと考えるのはごくノーマルなことだよ。
 そりゃそうだ。
 でも他の国へ行ったら通じないことだらけ。
 食事のマナーもその一つです。
 
 とにかく日本人は食べるのが早いんだとか。
 他の国の人からみると、どうかしてるんじゃないかと訝しくなるそうな。
 逆に日本人からみると、アジアの国の人はどこでも冷やしすぎる。
 とにかく寒い。
 なんでこんなにエアコンをきかせるのか。

 これはぼくもあちこちで感じました。
 ベトナム人数人と同じホテルに2泊した時は死ぬかと思ったね。
 とにかくエアコンを最強にするのだ。
 寒くていられん。
 いくら言っても無駄でした。
 あの時はついにリモコンを隠したのだ。
 
 代々木上原にあるJICAのホテルもそう。
 あそこも寒かったなあ。 

 シンガポールなんかではゴミの分別をしないそうです。
 これは日本人にとってすごいショックみたい。
 ぼくもアメリカの高校で食事をした時、トレイのゴミをそのまんまなんでも捨てちゃうのを見て驚いたな。
 なんでもあのまま、埋めちゃうらしいです。
 プラスチックだろうが、電池だろうが、関係ないのだ。

 前に中国でお世話になった先生が来たとき、帰りの飛行機のチケットをとってちょうだいと頼まれたことがありました。
 えっ、それって普通なら用意してくるでしょ。
 でもちょっと違うのです。
 なんでも親しい人に頼むというのが、どうも彼らの流儀みたい。

 どちらかといえば、韓国人はいつもグループになるけど、中国人は単独行動を好むとか。
 宗教上の問題もあります。
 マレーシアでは高速道路でトイレと間違えて、あわや国際問題になりかかったこともありました。
 そこはお祈りの前に足を洗う施設だったのです。
 だっておんなじような恰好をしてるんだよ。

 とまあ、いろいろカルチャーショックを体験してきた我が身としては、実に面白い本です。
 さすがに立命館アジア大で教鞭をとっているだけのことはありますね。

 さてさて、明日は入試。
 はやく寝ないとね。
 いつもより早く行かなくちゃ。
 生徒は2日間もお休みでいいな。

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