あんまりあったかいので、午前中から家を飛び出しました。
目指すは近くの古道であります。
ぼくの住んでいるあたりは山や谷に囲まれた丘陵地帯なのです。
だから風景はものすごく変化に富んでいます。
里山の景色もそのまんま残っているのです。
とにかく歩いたね。
ゴルフ場も見えます。
桜の花盛りだ。
きれいなもんです。
トンボ池なんてところにも寄りました。
それにしてもあったかかった。
最初に上着を脱ぎ、次にセーターを脱ぎ、とうとうシャツだけに。
それでも暑い。
風なんかありません。
必死に歩いているうちに、さてここはどこでしょう。
近くに何と何がみえるんだけど、迎えにきてくれないかなあと家に電話をしてみました。
そんなとこ行けるわけないでしょ。
冷たい返事。
既に1万歩も歩いちゃいました。
かなりへばったね。
さてどうしましょ。
頭の中で、地図を組み立てます。
よくわかんない。
それでも大通りへ出たら、バスがありました。
やれやれ、ありがたい。
これで迷子にならずにすみます。
でもとんでもないとこへ連れていかれそうだ。
弱ったなあ。
またまた歩きます。
ほんとにすごい地形なのだ。
やっとのことで、とある学校の前まで辿り着きました。
おお、知っている駅までバスがあるぞ。
家まで歩いたら、また1時間半はかかるところでした。
帰ってお昼ごはんを食べたら、ぐったり。
完全にグロッキーです。
そんまんま寝ちゃいました。
目が覚めたのは4時前。
なにをしていたんだ、今日は。
ばかみたい。
とほほのほ…。
春の一日はかくして過ぎていったのです。