座布団と畳

Diary

 今日は午前中だけ、2コマの日です。
 粛々と山崎正和の評論をやりました。
 この人の代表作といえば、なんといっても「世阿弥」でしょ。
 好きだな、この芝居。
 2回見てます。
 一度目がどこだったか。二度目は初台の第二国立劇場でした。
 綾の鼓をたたく瞬間、真っ赤なホリゾントになったな。
 すごくきれいだった。

 哀しい芝居です。
 世阿弥と義満の関係が痛い。
 なんの話だっけ。
 本筋を外れました。ご容赦。

 さて午後は一人でお稽古。
 なんとなく「短命」を。
 白酒を意識しちゃいますね。いかんいかん。
 ついでに、溝口健二の「祇園囃子」も。
 好きだな、こういう映画。
 小津とは違う味わいで…。縦横の線の使い方がみごとでした。
 華やかで哀しいのは、あの巷のさがかな。

 放課後は女生徒が初天神をみてちょうだいとやってきました。
 上下が逆だ。
 その間に、もう一人の生徒が近くのDIYショップへ行って、畳と座布団を買ってきました。
 今、使ってるのはもう3年目だ。違う色のを買ってきたら、まあなんとフカフカ。
 歳月の重みを感じましたね。
 これでまたお稽古にも身が入るというものです。
 うふふのふ。うれしいな…。

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