祝祭と予感

Diary

恩田陸の本を読みました。
『祝祭と予感』です。
これはスピンアウトの小説だね。
懐かしい名前が次々と出てくる。

『蜜蜂と遠雷』を読んだ人だけにわかる部分もあって。
しかしそれだけじゃない。
全く違う別の話もある。
全てが音楽に関係しているところが共通点かな。

音楽をこれだけ言葉に表現した小説も珍しい。
それが出来てる。
映画も見たし、いい追体験をしました。
なかでも「袈裟と鞦韆」がよかった。

鞦韆とはぶらんこのこと。
ちなみに、しゅうせんと読みます。

芸術の持つ厳しさだけがよく伝わってくる。
命と引き換えにやるしかない。
そいう星の下に生まれた人だけの業です。
悲しい現実だ。


タイトルとURLをコピーしました