別役実がいなくなった

Diary

今日のニュースはちょっとショックでしたね。
別役実が亡くなったのです。
ぼくにとっては重いです。
別役さんの芝居はよく見たからね。

信濃町の文学座のアトリエに何度通ったことか。
いつも電信柱と万国旗とリヤカーだった。
あの風景に全てがあったから。
ベケットの申し子みたいな人だった。

公民館主催の演劇講座にも来てくれました。
盟友の鈴木忠志と一緒にね。
あの頃が一番すごかった。

「トロイアの女」の時も別役さんは来てました。
忠さんとの関係は不思議だった。

ぼくが最初に書いた劇作家の評論も別役実だったしね。
そうか、もう君はいないのか。
どっかで聞いた台詞だ。
もうちょっとどこかで書きますかね。

いくら書いても飽きたらないです。
あんな作家はもう出ない。
何本か、演劇部でもやりました。
懐かしい。

1つの時代が確実に終わったよ。
ご冥福をお祈りします。

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