骨董市に

Diary

行ってきました。それほどに古いものが好きだという訳じゃありません。でももう新しいものもいいね。十分になんでもある。これがどうしても欲しいというものはそんなにございません。今あるものの性能が少し落ちるので、買い換えようかということはあるとしても、なにがなんでもこれがなきゃ死んじゃうと泣きわめくほどのものはないな。
つまり物欲が随分減ったということです。これはつまり年をとったということでもあり、まあどうでもいいやということでもある。そんなに張り切りすぎても世の中、かわらんということか。その日食べられるものがあって、寝られる場所があればいいということかもしれん。
さる名刹で開かれた骨董市は面白かったね。特に着物ね。男物は実に少ない。帯が面白かった。あたりまえだけど、ちょっといいのは高い。着物はダメだな。ああいうとこにでるものはまず着られません。女の人ならありそうだけどね。だいたい男物は色が地味だ。あれじゃあ面白くない。やっぱり浅草へいくしかないな。
今日は三社祭でしょ。いいね。あの御輿というのはなんともいえん。子供の頃、粋でいなせなお兄さんに憧れた。いつかああいうものをかついでみたいと心底思ったね。あの頃は山車をひっぱってお菓子をもらうだけでも心弾んだのです。いい時代だった。どんどん世の中がよくなってね。
あれからのたのたしてたら、あっという間に、この国は落ち目まっしぐらだな。
さてさて、本当なら浅草まで出かけたいとこだけど、この前立ち寄った着物屋さんが、もう少ししたらまた覗いてよと言ったので、夏前に行く予定にしておるのです。ちょっと我慢ね。
声を出すのは身体によいそうで、惚けの防止にもなる。せっせとお稽古いたしましょ。
今日は蛙茶番をやってみました。なんて噺なんでしょ。
いけすかないったら、ありゃしない…。

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