今日で春休み何日目でしょう。すっかりのんびりしちゃいまして、完全にダメであります。お昼頃、おなかがすき、奥様のいる駅までのこのこと。なんでもお昼ご飯を食べさせてあげるというお話です。わ~いと呟きつつ、ついていきました。
ご存じ回転寿司は今日も賑わっておりましたよ。なんたって春休みですからね。お子様達にねだられて、親はしぶしぶ外へ出るのだ。
さて一度ぼくだけ家に戻り、奥様からの電話を待つことに。ところが突然の眠気。いい気持ちです。そこへ非情なベルの音。ちょっと車に乗せてよ。眼鏡屋さんに行きたいの。ああ、そうですか。
それから1時間ばかり、眼鏡の調達につきあいました。やっぱりお昼ご飯をおごってくれるについては、なんか魂胆があったのだ。
さて先刻以来、なぜか『源氏物語』の中の歌が頭の中でまわっております。大好きな夕顔の歌です。
心あてにそれかとぞ見る白露の光添えたる夕顔の花
寄りてこそそれかとも見めたそかれにほのぼの見つる花の夕顔
夕顔は頭中将の愛人であり、玉鬘の母でもあります。はかない命は美しいね。
このシーンは『源氏物語』の中でも実に詩情あふれるところです。
定型の持つ美はなんともいえん。
突然、どうしたんでしょ。自分でもよくわからん。急にあったかくなったからかな。なぞ…。