今日はあさがお寄席本番の日です。だからといって何をするということもございません。ただ粛々とルーティンワークをこなすのみです。
すなわちお掃除ね。これはどうしてもやらなくちゃならん。
さてその後はこれといってすることもなくぼんやりしてました。今日は奥様も見にくるというので、なんかいつもと気分が違うなあ。それにちょっとした親戚の方もね。緊張するというのでもないけど、自然体でいるのはなかなかに難しいものでございます。
さて定刻に落語会が始まりました。ぼくは2番目。今日の出し物は「蛙茶番」です。こういう噺はもっとのんびりやらなくちゃいかんのだな。ぼくはどうもせっかちなので、どんどん噺を先に進めようとしすぎるきらいがあるようです。これをなんとかしないとね。
ポイントは間なんです。要するにこれがダメだ。間は悪魔の魔に通ずるというのが、いわば合い言葉です。お客様を待たなくちゃいけない。先に行ってはいけないのです。
そんなこんなでどうもイマイチの出来でありました。やれやれ。
毎日、高座があれば明日はここをなおそうとかいろいろあるわけですけど、そうもいかず、無念の涙にくれるのみ。打ち上げも終わり、つい先刻家に戻ってまいりました。
もっと謙虚に噺を覚えないと、うまくならないわよと奥様に言われ、またまたがっくり。また明日から厳しい修行の日々を迎えることとなりました。なんでこんなこと始めちゃったのかなあ。誠につらいのであります。
それに明日はまた授業なのだ。およよ…。