朝からどんよりした天気で、実に愉快じゃない。
なんとなく寒いような、それでいて湿気だけは十分にある。
まさに梅雨の時期特有の風景です。
こういう日はどこにも出かけずに、ぼんやりしているのがよろしいようで…。
朝から志ん朝の番組を見てしまった。
つい先日NHKで放送したものです。
面白かったな。
一人の噺家がこういう形でとりあげられるというのも珍しいね。
それだけの芸人だったということでしょう。
今の林家正蔵、当時のこぶ平を北海道へ呼んで、じっくり落語の話をしたというのは初めてきくエピソードでした。
人情噺「文七元結」で一番難しいのは佐野槌の女将だよ。
どうしてもこの噺をやりたかったら、そこに重点をおいて…。
志ん朝は普段、芸談はしなかったといいます。
その彼が正蔵には何年にもわたって丁寧に落語のツボを解説してくれたとか。
後輩にあたる二世噺家のつらさを感じていたからなのかも。
本当にありがたかったそうです。
そんなこんなで午前中がつぶれ、お昼ご飯を食べてからちょっと図書館へ。
娘がやってきたあたりから完全に賑やかモード。
ケーキをいただきながら、四方山話です。
夜には息子もやってきて、実に騒々しい夕食風景となりましたとさ。

