いつもより早く起きました。
だからという訳じゃありませんが、ホームページを見てたら、つい記事を追加したくなりました。
先日読んだ『仲蔵狂乱』が頭の底からなかなか離れなかったのです。
やっぱり書いておいた方がいいなと思った次第です。
とにかくインパクトのある小説でした。
その後、松井さんの本は直木賞をとった『吉原手引草』『圓朝の女』と続けて読みましたが、やはり最初のが良かったな。
芸人の実相ということに興味があるのかもしれません。
それも難しい格式に縛られている歌舞伎の世界だけに、なおいっそう面白いのです。
奥様などはあまりのショックで、しばらく声も出ないと言っておりました。
さて昼はちょっとお食事をおごってあげようと思い、奥様をつれて近くのお店へ。
生け簀には大きな穴子が。
こんなに大きくなるんだというのが素朴な感想です。
とても食べる気にはなりません。
たたりがありそうだ。
久しぶりにおいしいお刺身などを頂戴し、その足でお買い物。
途中、息子からお呼び出しがあり、そっちにも回りました。
予定をはるかに越え、帰ってきたのは3時過ぎ。
お茶を飲んだら眠くなりました。
そのまんま爆睡。
起き上がったら、なんと牧伸二さんが自殺したニュースが流れておりました。
昔、ぼくがまだ子供の頃、新宿の松竹文化演芸場で毎週のようによく見ていたのです。
本当にやんなっちゃったのかなあ。なんだかかわいそう。
仕事に行き詰まっていたんでしょうか。
ポール牧さんのことをつい思い出してしまいました。
今や晩年をどう生きるかというのは、重大なテーマですね。