ドキュメント72時間

Diary

 昨日に引き続いて、見逃した番組をいくつも見ちゃいました。
 いけませんね。
 ドキュメント72時間を何本見たかなあ。
 ホテルオークラの最後は懐かしかったね。
 昔、仕事でよく行きました。

 あそこの味わいは、なんといってもお客様を呼ぶ時のやり方なのだ。
 最後まで同じだったのかな。
 小さなプラカードに名前を書いて、脇にあるカウベルみたいなのを、チリンチリンと鳴らしながらボーイが歩くのです。
 何一つ言いません。
 涼やかないい音だった。
 その音がなんともきれいで、嫌みじゃなく、ほんとによかった。
 老舗の味ですかね。

 有名なオーキッド・バーにも何度か行きました。
 仕事だったと思います。
 はっきり覚えてません。
 いつか自分のお金で飲みたいと願ったもんです。
 今の仕事に就いてからは、全くお呼びじゃないけどね。
 玄関から入ったロビーの風景はすごく懐かしいです。
 あれも青春だったのかな。

 鶯谷にあるダンスホールも面白かった。
 あそこへ来る人たちにもいろいろな人生がある。
 あの時間だけのために生きている人もいます。
 プロのダンス教師として、あそこでお金を稼いでいる人もいる。
 人生は、ほんとにいろいろだ。

 歌舞伎町の花屋さんも興味深かった。
 花というのは、人にとってなんなのかな。
 どうしてもありがとうだけじゃ足りなくて、やっぱり花を贈る。
 それもありでしょ。
 一本だけバラを買って、お客さんにプレゼントするホスト。
 最後まで自分をかばってくれた定時制の先生に、どうしても花をあげたいと思う生徒の気持ちに嘘はないのです。

 新潟県燕市の公楽園っていう、廃墟みたいなホテルに集う男たちもユニークだった。
 男って悲しいな。
 72時間は、つまらない時もあるけど、やっぱりいいね。
 なんかしみじみしちゃう。
 これからまた見ようかな。

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